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其の1 装備:その気はなくてもお泊まりセットを

出発前には、必ず装備のチェックをしましょう。古くなった装備は壊れていないか、事前に状態を確認する必要があります。
3,000mを超える富士山は天気が急変しやすく、状況によっては登山スケジュール通りにいかない可能性もあるので、万全の装備を整えましょう。

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富士登山の装備

  • (※)

    登山靴・トレッキングシューズ

    登山靴・
    トレッキングシューズ

  • 雨具 (※)

    セパレートタイプのもの

    セパレートタイプのもの

  • 服装 (※)

    防寒具

    防寒具

  • 肌着等 (※)

    速乾性のもの

    速乾性のもの

  • 帽子 (※)

    日除けの帽子

    日除けの帽子

  • ライト (※)

    ヘッドランプ

    ヘッドランプ

  • (※)

    水分補給用など

    水分補給用など

  • ヘルメット

    手軽に食べられるお菓子等

    登山用ヘルメット

  • ゴミ袋 (※)

    ゴミ持ち帰り用

    ゴミ持ち帰り用

  • お金

    小銭、現金

    小銭、現金

  • 地図 (※)

    登山地図等

    登山地図等

  • その他

    • 防塵マスク
    • ゴーグル
    • グローブ
    • 日焼け止め
    • 行動食 など

※【写真提供】株式会社モンベル

装備に関するQ&A

現金はいくら用意すればいい?

15,000円程度。小銭を多めに用意。

富士山ではトイレが有料です。利用の際に小銭が必要となるので、100円玉は多めに用意した方が無難です。山小屋で売っている食べ物や飲み物も、輸送費がかかるため割高になっていますから、少しだけ余裕をもっておきましょう。
【費用】
・富士山保全協力金:1,000円
・山小屋の宿泊料:8,000〜9,000円
・有料トイレ:1,200〜1,500円(1回200〜300円)
・ペットボトル飲料:500〜1,000円(1本400〜500円)
※その他、食事、お土産、お賽銭、焼印代など必要な場合はその分も必要に。
計:15,000〜20,000円

日焼け対策は必要?

高い山だからこそ、日焼け対策は必須。

高山になるほど紫外線が強くなりますから、日焼け対策はしっかりととりましょう。日焼け止めとサングラスは必須です。日焼け止めは、一度塗っても汗で流れ落ちるため、こまめに塗り直しをしてください。サングラスは、まぶしさを防ぐだけでなく、目の角膜が紫外線を吸収することでメラニン色素がつくられ肌が黒くなる原因を防ぎます。目を覆うタイプのサングラスが有効です。

どんな服装で登ればいい?

防寒対策をばっちりと。

夏だからといって、軽装で登ってはいけません。シーズン中の山頂の平均気温はわずか約6℃で、東京の真冬並みです。雨や風で体感温度はさらに下がるため、それなりの装備が必要。ダウンやフリース、手袋、ニット帽など、冬の服装を想定してください。レインウェアはもちろん、足を冷やさないためにも、防水透湿性の高いトレッキングブーツがオススメです。

お水はたくさん必要?

出発時は1ℓ程度。無くなったら、山小屋で購入。

1回の登山(一泊二日)で必要な水分は2〜3ℓ。すべてをザックに入れて動くのは負担が大きいので、出発時に1ℓくらいを準備し、なくなりそうになったら途中の山小屋で購入しましょう。トイレを気にして水分をとらないのは危険です。脱水症状になると、高山病になりやすくなるので注意しましょう。

行動食や飲み物を効果的に摂るには?

休憩ごとに、こまめに摂取。

登山中は、こまめにエネルギー補給しましょう。登ることで失われる体力と発汗で失われるミネラルを回復するために、休憩するごとに飴やチョコなどを食べておくと有効です。

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