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富士山が世界遺産に選ばれたわけ

絵画に見る富士山 / 富士山と白糸ノ滝

白糸の滝が、富士山の曼荼羅図に点景されたのは17世紀。
18世紀になると主題として取り扱われるようになります。
池大雅の「富士白糸滝図」が代表的な構図を生み、その後白糸の滝は富士山画の定番となりました。

代表的な作品をご紹介します。(クリックすると詳細をご覧いただけます)

  • 1. 白糸瀑布真景図
    平井顕斎 筆
    天保十四年(1843年)
  • 白糸瀑布真景図

    平井顕斎 筆 / 天保十四年(1843年)

    徹底したリアリティを追求した顕斎の作品。鮮やかな群青や青緑を使いこなし、山や岩の陰影を鮮やかに表現しています。真正面に映る富士山の山肌は生々しく、日本画の域を超えた質感が特徴的です。瀧の流れ落ちたところが全体に霞んでいて、幽玄な雰囲気を醸し、霊峰のイメージを伝えています。

    • 浜松市美術館 蔵

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