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富士宮口

(表大日)

富士山頂には、火口壁に沿って神社等の宗教関連施設が分布している。山頂への登拝が開始されるようになると、寺院の造営や仏像等の奉納が行われるようになり、山頂部における宗教行為が体系化されていった。内院と呼ばれた噴火口に散銭(賽銭)を撒いたり、山頂で「ご来光(日の出)」を拝むことや、頂部を巡る「お鉢めぐり」の行為は、現代においても多くの登山者が行っており、これらを通じて富士山信仰の核心が現代にも確実に受け継がれている。

地図
今の写真
昔の写真

明治35年(1902)8月初旬に京都探遊会の一行が行った富士登山の記念写真のひとつである(故奈木盛雄氏所蔵)。富士山本宮浅間大社奥宮の写真である。江戸時代までは大宮・村山口登山道から富士山頂に至ると、頂上には村山興法寺が管理する大日堂が存在した。明治時代以降、大日堂などの仏教的施設が廃され、跡地には奥宮が建てられた。