富士山が世界遺産に選ばれたわけ
構成資産について / 構成資産紹介
須走口登山道 すばしりぐちとざんどう [駿東郡小山町]
ここが! 構成資産!
かつて道者で賑わった道
冨士浅間神社を起点に、八合目で吉田口登山道と合流し山頂東部に至る登山道です。標高約2,925mの七合目沿道からは、1384年の紀年銘を持つ懸仏が出土。1500年頃には須走口登山道に道者が集中したという記述も残っています。17世紀まで冨士浅間神社及び須走村が登山道の山頂部までを支配し、散銭取得権の一部などを得ていました。山頂部の権利については富士山本宮浅間大社と争いになった須走村は、18世紀(1703年と1772年)に幕府へ裁定を求め、その権利を幕府によって認められました。
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